秋田県横手市のコンビニエンスストアに、県内で初めてのペットボトルの回収機が設置されました。市が進める資源の有効活用や循環型社会の実現に向けた取り組みの一つとして期待されます。
横手市のセブン‐イレブン横手市役所前店に3月26日から設置されている「ペットボトル回収機」。セブン‐イレブン・ジャパンが資源のリサイクルを進めようと全国各地のコンビニ店舗や百貨店などに約4800台を備え、県内では初めてです。
店で買い物しなくても回収機を利用することができ、ペットボトルのラベルやキャップを外して洗ったものを5本入れると、電子マネー1ポイントが贈られます。
回収されたものは市が集積所まで運び、新たなペットボトルの原料として再利用されます。市はすでにスーパーなどからペットボトルを運搬し、年間約200トンを再利用しています。コンビニからは初めてで、資源の有効活用の促進に期待がかかります。
セブン‐イレブン横手市役所前店・神谷肇さん:
「最近、環境問題やSDGsに対する関心が高いと感じている。従業員、お客さん、地域の皆さんと一緒に環境問題に取り組めることがありがたい」
回収機は、市内すべてのセブン‐イレブンに設置されることになっていて、神谷さんは「初めての試みなので、使い方などは店での接客を通じて周知し、地域の皆さんと一緒になって活動していきたい」と話しています。