岩手県矢巾町の県消防学校で4月7日に入校式が行われました。
山林火災の教訓も踏まえ新人消防士が県民の命や財産を守るための第一歩を踏み出しました。

県消防学校ではこの春、県内12の消防本部に採用された新人消防士の入校式が行われました。
2025年は18歳から30歳までの70人が入校しています。

式では福士昭校長が大船渡市の山林火災で展開された懸命な消火活動を踏まえて「教育訓練に真摯に取り組み、消防人として土台を築いてほしい」と激励しました。

大船渡地区消防本部 金野豪消防士
「消防職員としての基本的な素養を培うことに最善を尽くすことを誓います」

入校生を代表して宣誓した大船渡市出身の金野豪さんは、地元の貨物鉄道会社に勤務していましたが、友人や妻に背中を押され2025年の春幼い頃からの憧れだった消防士に転身しました。

今回の山林火災で自宅は無事でしたが、入校前のため出動することはできずもどかしく感じたといいます。

大船渡地区消防本部 金野豪消防士
「今後このような現場があると思うので、いち早く駆けつけ活躍できるようしっかり学びたい」

新人消防士たちは7日から半年間、消防の基礎を学びます。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。