コメの価格高騰が続く中、4月7日、宮城県内のコメの卸売業者のもとにも政府の備蓄米が届きました。早ければ翌週にもブレンド米としてスーパーなどで販売される見通しです。

記者リポート
「備蓄米を積んだトラックが県内の精米工場に到着しました」

この工場には7日、おととしと去年、県内で生産され、備蓄米として保管されていた「ひとめぼれ」約40トンが入荷しました。

農林水産省のまとめによりますと、3月23日までの1週間の全国のスーパー約1000店でのコメの平均価格は5キロあたり4197円で、去年の同じ時期の約2倍となっています。

政府はコメの価格安定のため、備蓄米21万トンを放出していて、複数原料米などの表記ですでに店頭で販売されている地域もあります。

7日に入荷した備蓄米は、複数の生産年を混ぜるなどしたブレンド米として、早ければ翌週にも県内のスーパーなどに出回る見通しです。

卸売業者によりますと、このブレンド米は現在店頭に並んでいる単一銘柄の商品と比べ、5キロあたり数百円ほど安く販売される可能性があり、「消費者の選択肢が増える」としています。

仙台放送
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