物価高騰が続く中、家計を助ける料理教室が4日に松江市で開かれました。
講師を務めたのは、SNSで人気の料理研究家で、キーワードは「節約・かさまし」です。
とろみのついた麻婆豆腐に、ふわっと焼きあがったキャベツ焼き。いずれも島根県産の「米粉」を使った料理です。さらにちょっとした一工夫が施されています。
節約かさまし料理研究家・よっちさん:
キャベツをせっかくだから子どもたちにも切ってもらいたいと思って、スタッフが細長く切っているので、これを子どもさんは横に切ってください。ちぎっても大丈夫です。
4日に松江市で開かれた料理教室。松江市の製粉会社・永江製粉が県産米の美味しさに気づいてもらいつつ、米粉の消費拡大にもつなげようと開催しました。
講師は、松江市在住の料理研究家「よっち」さん。
食材を無駄なく使用し、安くて美味しいレシピを考案する「節約かさまし」料理研究家です。
物価高騰が続く中、SNSで発信するレシピが反響を呼び、SNSの総フォロワー数は15万人超えです。
5組16人の親子と一緒に、2月に出版した料理本の中から3品を作りました。
麻婆豆腐は、豆腐をたっぷり使ってかさまし…キャベツ焼きは、キャベツの芯まで使って無駄を削減!
よっちさんの料理は、食材をすべて使い切り、リーズナブルに作れるのがポイントです。
参加者:
「おいしい、たのしかった」
「たのしかった、久しぶりに料理ができて」
「おいしい。家のよりおいしかったかも」
「きょう色々教えてもらったので、また家でもしてみたいなって思いました。ちょっと雰囲気も違うので、みんな楽しめたかなと思います」
節約かさまし料理研究家・よっちさん
米粉は失敗が少なくて、お子さんでも簡単に作れるということで、親子対象の料理教室にさせていただきました。みんなと一緒に共有して作ることがなかったので、そういう体験をさせていただいて感謝しています。
自身の子どもの偏食から誕生したという“かさましレシピ”。物価高騰の中でも料理を楽しんでもらいたいという思いが込められています。