4月1日、岩手県は県央保健所管内の高齢者施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
利用者と職員合わせて37人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていて、うち1人が入院したという。

県によると、3月26日に県央保健所管内の高齢者施設(利用者86人・職員49人)から複数の利用者と職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、3月21日から3月31日にかけて、利用者34人と職員3人のあわせて37人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。

糞便検査を実施した結果、症状のある5人からノロウイルスが検出された。

1人が入院したが、入院した人も含め全員が回復に向かっているという。

県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。

※県央保健所管内は八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町

岩手めんこいテレビ
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