3月31日、岩手県盛岡市は市内の3つの教育・保育施設で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
3つの施設合わせて園児42人と職員3人のあわせて45人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。

盛岡市によると、3月24日に市内の教育・保育施設(園児・職員50人未満)から複数の園児や職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、3月17日から3月27日までに、園児10人と職員2人のあわせて12人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。

また別の教育・保育施設(園児・職員100人以上)から、3月25日に複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、3月18日から3月26日までに、園児16人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。

別の教育・保育施設(園児・職員200人以上)では、3月25日に複数の園児や職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、3月13日から3月26日までに、園児16人と職員1人のあわせて17人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。

いずれの施設でも症状のある人は回復傾向にあるという。

盛岡市は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。