岩手県大船渡市の大規模な山林火災は、3月26日で発生から1カ月です。
現在も避難生活を余儀なくされる人がいるほか、漁業関係者からは不安の声が聞かれています。

大船渡市で2月26日に発生した山林火災は、3月26日で1カ月となり、26日朝は上空からヘリによる熱源の確認が行われています。

この山林火災では約2900ヘクタールの焼失が確認されていて、平成以降では国内最大規模となりました。
これまでに210棟の建物の被害が確認されていて、このうち76棟は全壊した住宅です。

3月9日には、延焼のおそれがなくなったとして鎮圧が宣言されましたが、いまだ鎮火には至っていません。

25日午後5時時点で194人が避難生活を余儀なくされていて、市内では5月上旬の入居を目指し仮設住宅の建設が進められています。

発生から1カ月が経った今も漁業関係者からは不安の声が聞かれました。

漁業関係者
「仕事をする気がなくなった人もいる。大変なんだ」
「津波と火災に遭ってしまったけど『なんでここだけが』という思い」

消防が引き続き鎮火に向けた確認作業を進めています。

岩手めんこいテレビ
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