福岡市で6日、住宅前のゴミ袋を勝手に持ち去る男の姿がカメラにとらえられた。
男は、住民がゴミを出すタイミングを狙ったかのように軽トラックで現れたという。
福岡市では家庭ゴミの持ち去りは禁止されていて、違反すると5万円以下の過料が科されるが、近年通報が急増していて、市はパトロールを強化して対策を進めている。
住宅街でゴミを持ち去る迷惑行為
福岡市で6日に撮影されたのは、住民を悩ませる“迷惑男”だ。
男は軽トラックを住宅の前に止めると、玄関先に置かれたゴミ袋を回収し、慣れた手つきで荷台に載せる。

しかし、この男は回収業者ではなく、勝手に現れてゴミ袋を持ち去っていた。
住民がゴミを出してからわずか1分、狙い澄ましたような早業だ。
男が持ち去った袋の中身は、飲み物のアルミ缶だった。
実はこうしたゴミの持ち去りは、これまでにも目撃されているという。
過去にも繰り返されたゴミの持ち去り
2013年に撮影された映像では、現場に現れた中国人の男性を取材班が直撃していた。

ゴミを持ち去ろうとしていた男性は「私の仕事です」と話し、売るのが目的かと聞くと、「はいはい」と答えていた。
一方、2022年には、取材班の直撃に逆ギレする人物も撮影されている。

取材班が何を持ち去ったのかと聞くと、ゴミを持ち出した人物は「(カメラ)止めて!壊すよ!」と強く迫っていた。
ゴミ持ち去りは禁止…市は違反者対策を強化
福岡市では、条例で家庭ゴミの持ち去りが禁止されている。
違反すると、5万円以下の過料が科せられるが、ここ数年で通報件数が急増している。

市では夜間の巡回パトロールを強化し、家庭ゴミの持ち去り違反を防ぐための対策を進めている。
(「イット!」 3月18日放送より)
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