東京・大田区で11日、男が30代の元交際相手を殺害しようとした疑いで逮捕された。
有害な水銀を枕にまき、歯磨き粉にニコチンを混ぜたとされる。
女性は枕が変色していることに気づき、通報したが、手足のしびれを訴えていたという。
犯行は別れ話が原因とみられ、男は「殺すつもりはなかった」と一部容疑を否認している。

“致死量の水銀”などを女性宅にまき散らす

東京・大田区の池上署で11日午前8時過ぎ、カメラがとらえたのは、捜査員とともに歩きながらカメラの方をチラ見する会社員の柳佑樹容疑者(37)だ。

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柳容疑者は、元交際相手の30代の女性を殺害しようとした疑いが持たれている。
犯行に使われたのは、致死量の水銀やニコチンなどの有害物質だ。

柳容疑者は2023年、女性の家に侵入すると、用意していた水銀を枕などにまき散らしたうえ、さらに女性が使っていた歯磨き粉に、ニコチンを混ぜたとみられている。

別れ話がきっかけも「困らせたかった」

女性は部屋の物が動いていたり、枕がねずみ色にぬれていることに気づき、警察に通報した。

女性には、手や足がしびれるなどの症状が出ていたという。

警視庁によると、犯行の約1週間前に女性との間に別れ話が持ち上がっていたという。

調べに対し、柳容疑者は「困らせたかった。殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認している。
(「イット!」3月11日放送より)

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