ここ一週間の間に沖縄県内では住宅火災で2人が亡くなっています。
那覇市では4日もアパートの一室が全焼する火事がありました。
消防は、空気が乾燥しているこの時期は火の取り扱いに十分気を付けるよう注意を呼びかけています。
那覇市繁多川のアパートで、4日発生した火災では3階建てのアパートの一室が全焼し、この家に住む40代の男性がやけどをして病院に運ばれました。
先週には那覇市や名護市でも住宅が全焼し、焼け跡から遺体が見つかるなど、県内では2025年に入り住宅火災で6人が亡くなっています。
県民:
火事は怖いですよね身近にはあまり無いんですけど
県民:
こどもが家に1人でいるときは火を使わないように伝えています
消防では毎年、3月1日からの1週間春の全国火災予防運動で火の取り扱いに注意を呼びかけています。
那覇市消防局 比嘉寛 予防課長:
この時期は空気が乾燥しやすく火災が非常に発生しやすいですまたひとたび起きれば延焼拡大の恐れがありますので特に注意が必要になっています
ここ数日、気温の高い日が続きましたが、むこう一週間の最低気温は16度前後とふたたび肌寒くなると予測されています。
那覇市消防局 比嘉寛 予防課長:
暖房器具を使う際にはコンセントに埃がついていないか十分気を付けていただいて、洗濯物を乾燥させるという目的では使用しないでいただきたいと思います
那覇市消防局によりますと、2024年は1年間で97件の火災が発生し、このうち電気機器や配線器具によるものは18件で全体の18.5%となっています。
消防によりますと、住宅火災では逃げ遅れによる被害も多く見られるということで、就寝中でも火災の発生を知らせる住宅用火災警報器の設置も呼びかけています。