那覇市の幼稚園のそばで不発弾が爆発し、多くの死傷者が出た事故から3月2日で51年となります。
幼稚園では悲劇を語り継ぎ平和を祈る会が開かれました。

1974年の3月2日、那覇市小禄にあった聖マタイ幼稚園のすぐそばの工事現場で沖縄戦当時の不発弾が爆発する事故が起きました。

当時、園では、ひなまつりのお遊戯会をしていて外で遊んでいた3歳の女の子を含む4人が死亡。34人が重軽傷を負う復帰後最悪の不発弾事故となりました。

3月3日、聖マタイ幼稚園では悲劇を語り継ぎ平和を祈る会が開かれました。

聖マタイ幼稚園は現在、豊見城市に移転していて事故を風化させまいと2015年に石碑が建てられています。

聖マタイ幼稚園座安ゆかり園長:
この石碑の前で子供達と一緒に当時のことを考えながらお祈りをするとともに、これから先のことを考えて子供たちが平和な世界を作っていくことができるようにという思いを込めてお祈りをしています

園児たちは平和な世の中になることを願い祈りを捧げていました。

沖縄テレビ
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