福岡市の住宅密集地で25日、木造2階建ての空き家で火災が発生した瞬間をカメラがとらえた。
家を丸ごとのみ込むような巨大な炎で、火元の家は全焼し、近くの納屋も一部焼けた。
警報音が響く中、家は骨組みだけが残るほど激しく燃えていて、消防車21台が出動し約8時間後に鎮火された。
この火災で、空き家の持ち主の80代の男性が顔にやけどを負ったが、命に別条はなかった。

「焦げ臭いなと思って…」近所の人が語る現場

福岡市の住宅密集地で25日午後7時半ごろ、カメラがとらえたのは、家をまるごとのみ込む巨大な炎だ。

異様な雰囲気に包まれていた福岡市の住宅密集地
異様な雰囲気に包まれていた福岡市の住宅密集地
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あたりには警報器の音が鳴り響くなど、異様な雰囲気に包まれていて、「玄関から火と煙が見える」と、エマージェンシーコールが寄せられた。

燃えて骨組みだけになってしまった家
燃えて骨組みだけになってしまった家

近所の人は、「焦げ臭いなと思って窓を開けてみたら、目の前がもう完全に炎だった」と話す。

火災現場では、住宅が燃えて、骨組みだけになってしまっていた。
この火災で、木造2階建ての空き家1棟が全焼し、さらに近くの納屋の一部も燃えた。

火災の原因は台所からの火柱

近所の人は、「最初は花火が上がってるのかなと思ったんですけど、今どき花火なんておかしいからと思ったら、こっちの家が燃えてた」と話している。

家の持ち主の80代男性はパソコン作業をしていたという
家の持ち主の80代男性はパソコン作業をしていたという

警察や消防によると、当時、持ち主の80代の男性が訪れていたという空き家。

男性がパソコン作業をしていたところ、台所から音がしたため見てみると火柱が上がっていたという。
男性は顔にやけどを負ったが、命に別条はなかった。

消防車など21台が出動し、火は約8時間後に消し止められた。
(「イット!」2月26日放送より)

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