最強寒波が日本列島を襲う中、価格高騰が続いていたキャベツがここにきて値下げの兆しが見えてきた。
値上げに苦しむ家計の助けとなるのか…農家やスーパーを取材した。
都内のスーパーでは7割ほども安く…
冬キャベツの収穫が最盛期を迎えている、茨城・古河市にある農園。

寒さの影響で、1kgにも満たない小ぶりのキャベツが多く見られた。

キャベツの卸売価格は、1月には1kg当たり353円だったが、現在は180円。まだ高値が続くものの、価格は徐々に下がってきている。

鈴木農園 鈴木弘晃さん:
今が一番美味しいキャベツにはなるんですけど、あまり食べれてないんじゃないかなっていうとこがあって。価格が落ち着いたことによって、皆さんがいい値段でおいしいものを食べれるっていうのは期待が持てるかな。

野菜価格の高騰が続く中、救世主として期待されているのが春キャベツ。
SNSでは…。

「春キャベツが安い!買うしかない!!」
「春キャベツって少し安いんやね」
春キャベツは本当に安いのか。

都内のスーパーでは、2024年12月にはキャベツ一玉の価格が1000円ほどだったが、5日は270円と、7割ほども安くなっていた。
買い物客A:
ちょうど値札を見たら270円って。5~600円ぐらいしてたんで、半値だと思って、思わず寄ってしまいました。
買い物客B:
いつ(値段が)上がるかわかんないから買っとこうかなって。本当は2つ欲しいんですけど、重たいからひとつにしました。

スーパーの社長によると、今後、春キャベツの生産量が増えれば、さらに価格が下がっていくことが予想されるという。
しかし、気がかりなのは最強寒波の影響。

スーパーイズミ 五味衛社長:
雪が降らなければいいな。降ったら、もうとんでもなくなっちゃう。
(「イット!」2月5日放送より)