戦後80年に関連する平和祈念事業や中学生の給食費の無償化に向け、県は2025年度の一般会計予算案を過去最高となる8,894億円とすることを決めました。

玉城知事:
戦後80年の節目を迎えるにあたり、これまでの歴史を振り返り、先の大戦における犠牲者を追悼するとともに、長期的な視点に立って将来を見据えながら、未来に向け平和で豊かな沖縄を実現するため戦後80周年平和祈念事業を実施いたします

戦後80年に関連し、玉城知事は沖縄県公文書館が所蔵する沖縄戦生存者の証言記録をインターネットで公開する事業や、「戦後80年 沖縄の女性のあゆみ」の編纂作業、それに平和祈念資料館の展示内容の更新などに総額9億4,000万円を計上しました。

また、公約に掲げた給食費の無償化に向けた第一段階として、公立の中学校などの給食費の半額を補助する事業におよそ11億円が計上されました。

2025年度の一般会計予算案は、前年度より470億円あまり多い8,894億円で、これまでで最も高くなりました。

予算案は、12日に開会する県議会2月定例会で審議されますが、2024年の県議選で野党が多数となったことで、野党側から修正を迫られる可能性もあります。

沖縄テレビ
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