大阪・岸和田市の市議会議員選挙から一夜が明けた3日。
1人の当選者が気になる存在となっていた。
“あの妻”が岸和田市議選に初当選
黒いジャケットスーツに身を包んだ永野紗代氏(38)。

この女性は、現職の永野耕平市長の妻で、2024年12月に市議会解散直後の会見に同席し、不倫していた夫への考えを明かしていた。

大阪・岸和田市 永野耕平市長の妻・紗代市議(38)(2024年12月):
変わらず大事な家族の一員です。

こう話していた紗代氏が2日に行われた市議選に出馬し、初当選を果たした。

永野紗代市議(3日午前11時過ぎ):
現役子育て中の母親である私が立候補するということで、「母親として頑張ってこい」というお声をたくさんいただけたと思っております。頑張ります、はい。

紗代氏の夫・永野市長は、性的関係をめぐり相手女性に提訴され、解決金500万円を支払うなどして和解したが、 5人の子どもの父親でもある永野市長は、この問題を議会で追及され、その後、不信任決議を可決した議会を解散させた。
大阪・岸和田市 永野耕平市長の妻・紗代市議(2024年12月):
とにかく(夫の永野市長は)悪いことはまったくしていないというのはずっと思ってました。

紗代氏は、不倫については認めつつも、性加害はしていないという夫の主張を支持、その後立候補した市議選では、マイクの準備や選挙カーの運転など夫のサポートを受け、まさに“夫婦二人三脚”で初当選を勝ち取った。
市議選当選24人のうち、20人が不信任決議案に賛成の前職
ただし、今回の選挙で当選した24人のうち20人は、2024年12月の不信任決議案に賛成した前職。

そのため、この先の市議会で不信任案が再び可決され、永野市長が自動失職する可能性が高まっている。
新たに市議となった妻は、運命の議会でどう対応するのだろうか。

永野紗代市議(3日午前11時過ぎ):
12月と同じもの(不信任案)が出された場合は「反対」ということです。で、もし内容がまた違うという場合であれば、それはしっかり内容を見て吟味して考えます。
当の永野耕平市長は、“出直し出馬”する考え。

大阪・岸和田市 永野耕平市長(46)(3日午前10時過ぎ):
もし選挙になった場合、僕はもう一度立候補してですね、市民の皆さんにそういった改革の必要性を訴えていきたいと思っております。
また妻の当選については、“家では夫婦、これからも家族として生活していく”と話した。
(「イット!」2月3日放送より)