福井・小浜市の田園地帯で2日、田んぼを走り回るシカの姿がカメラにとらえられた。
風を切って走る姿に、撮影者は「まるで動物ドキュメンタリーだった」と話している。
その後、シカは撮影者の車の前を横切ったが、あらかじめ接近に備えていたため、衝突することはなかったという。
田園風景を疾走する2匹のシカに遭遇
福井・小浜市の青空が広がる田園地帯で2日午前11時過ぎに撮影されたのは、一面に広がる田んぼを、風を切りながら疾走する2頭のシカの姿だ。
近くの道路を車で走っていた夫婦は「シカ!シカ!あれ!すごーい!」、「あ!本当だ!」、「シカ、道路まで来るかな?」と驚く。

また当時の光景について、撮影者は「壮大な景色の中で動物が近寄ってくる、動物のドキュメンタリー番組みたいな感じでした」と語っている。
当初は車と変わらぬスピードで並走していたシカだったが、だんだんとこちらに近づくと、堤防を駆け上がり、目の前を横切ったのだ。

これには夫婦も、「わ!わ!すごい!」「ははは!シカ…」と声を上げて驚いていた。
夜だったら視界も良くなく…衝突の危険も
車と衝突する可能性もある危険な場面だが、撮影者は「(シカを)認識していたので、いつでも止まれるくらいのスピードまで落として、横切るのをかわしたって感じ」と、近寄ってくるシカの動きに注意していたため、衝突を回避できたと語っている。

一方で、「夜だと、ここまで視界も良くなくて、直前に出てきたってところまで気づかないと思うので、ブレーキ踏んで間に合ったかどうかと考えると怖い」と話している。
その後、シカたちは川を渡り、対岸へと走り去っていった。
(「イット!」 1月29日放送より)
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