柔道塾の塾長の男が28日、教え子への暴行容疑で逮捕された。男は合宿中、10歳の教え子に無理やりしょうゆを飲ませ、苦しむ様子を笑っていた。他にも子供にタバスコを大量に飲ませたり、複雑骨折させたりしたという。
不適切な指導か…無理やりしょうゆ飲ませる
千葉・市原警察署で28日午前、カメラが捉えたのは、サイドを刈り上げ、カメラに気が付くと下を向き、車に乗り込む男だ。
この記事の画像(11枚)2023年5月、柔道の合宿中に10歳の教え子に暴行した疑いで逮捕された「石野柔道塾」塾長、石野勇太容疑者(32)。
被害者の父親は、「息子が通う柔道塾で、塾長から不適切な指導を受けていた。去年の合宿では無理やりしょうゆを飲まされた」と被害状況を語った。
教え子の口の中に、しょうゆを流し込んだ疑いが持たれている。さらに、2024年5月には石野容疑者による暴行の様子が撮影されていた。
映像を見ると、被害者の男子生徒は、「ん…ん…」と声を上げ、石野容疑者にしょうゆを飲まされていた。「しょっぱそう」「うわ!うわ!」「やばい!やばい!」「イカれてるわ~!」と他の子どもたちが見ている中、石野容疑者は、教え子を押さえ付け、口の中にしょうゆを流し込んでいた。さらに、苦しむ様子を見て、笑みを浮かべていた。
柔道塾の内情を知る保護者によると、石野容疑者の暴行は他にもあったという。
柔道教室の内情を知る保護者は、「子供たちにタバスコを大量に飲ませた。2回気絶させて、複雑骨折した子もいる」と語った。
「柔道する場所がなくなるぞ」口外しないよう保護者脅す
さらに、その矛先は教え子の保護者にも向けられていた。
石野容疑者は、「俺がいなくなったら高校に行けなくなるぞ。柔道する場所がなくなるぞ」と被害を訴え出ようとする保護者を口外しないよう脅し、文書まで書かせていたという。
警察の調べに対し、石野容疑者は「無理やり(しょうゆを)飲ませたのではない。食事中の余興での罰ゲームで飲ませた」と、容疑を一部否認しているといい、警察は余罪について調べを進めている。
(「イット!」11月28日放送より)