兵庫県尼崎市で「モンキーレンチ」と「キリ」を結合した自作の工具を凶器にして幼馴染を殴ったり刺したりして、殺害しようとした疑いで24歳の建設業の男が逮捕された。
■「モンキーレンチ」と「キリ」を結合 40センチの「凶器」自作
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは建設業の寺井龍也容疑者(24)。寺井容疑者は7月29日午後7時半ごろ尼崎市開明町の駐車場で幼馴染の会社員の男性(22)を自作の工具で殴ったり刺したりして、殺害しようとした疑いで逮捕された。
寺井容疑者は金属製のモンキーレンチとキリをそれぞれ、持ち手の部分を養生テープで貼り付けて結合し、全長およそ40センチの「凶器」を自作。 ズボンに隠して現場まで持って行ったということだ。
■「態度が気に入らなかった」モンキーレンチで頭を殴り キリで腕や足を刺す
寺井容疑者は被害者の男性に対し、モンキーレンチの部分で頭部を1回殴り、キリで左腕と左足をそれぞれ1回刺した。 男性は病院で治療を受け、命に別状はない。
寺井容疑者は被害者の男性と幼馴染で、交友関係をめぐるトラブルについて家族や友人らあわせて6人で話し合いをしていたということだ。
調べに対し寺井容疑者は「態度が気に入らなかった」と話し、「殺すつもりはありませんでした。でも、叩いたり刺したりしたことに間違いありません」と殺意を否認している。
(関西テレビ 2024年7月30日)