高知・佐川町で「さかわかき氷街道」が行われている。このイベントには過去最多の11店舗で30種類のかき氷が提供されている。洋風から和風に味変するメニューなど、2024年初登場のかき氷を取材した。

新感覚!味変するかき氷

2024年で6回目となる佐川町の夏の風物詩「さかわかき氷街道」。旧浜口家住宅など、過去最多となる11店舗で30種類のかき氷が提供されていて、このうち4店舗が初参加。

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2023年10月にオープンした「わらび餅うさぎ堂」は、牧野公園の中にある茶屋で4種類のかき氷を販売している。門田早緒理店長は、氷を削り、手作りの寒天と黒蜜をかけていた。

和テイストのかき氷かと思いきや、上からかけていくのはイチゴソースに生クリーム。「佐川のいちごかき氷」は、トッピングにもソースにも佐川町産のイチゴを使っている。

味はイチゴのショートケーキでも、食感はシャリっとしたかき氷で、イチゴのシロップはジャムのように甘いという。ただ、生クリームと合わさることで酸味もしっかり感じられるという。また、果肉が入ったシロップで“追いイチゴも”できるという。

食べ進めていくと、かき氷の中からぷるぷるで濃厚な黒蜜の寒天が出てきて、洋風から和風に味変できる新感覚の味わいを体験できる。

ほうじ茶氷の大人味な一皿も

一方、「まきのさんの道の駅・佐川」の中にある「gochisou Lab.KOCHI」には、“ビターな大人味”の一皿「佐川のほうじ茶」がある。

佐川町産のほうじ茶を使った蜜をかけ、司ぼたんの甘酒を練りこんだ白玉をトッピング。道の駅の看板商品「ごちそうバウム」をオーブンで焼き、1センチ角のラスクにしてちりばめている。

ほうじ茶氷のアクセントとなっているラスク
ほうじ茶氷のアクセントとなっているラスク

食感は「シャリサクッ」としていて、白玉、あんこ、ほうじ茶氷の和の優しい甘さの中で、洋菓子のラスクの甘味がアクセントになっている。

まずはグルメから佐川町を楽しんで

このほか、「さかわかき氷街道」にはひと夏では食べきれないほどの種類がある。

さかわ観光協会・山崎正和さんは、「佐川町の特産品はやっぱり何と言っても牛乳、イチゴ、お茶、そういったものが楽しめると思います。ぜひ佐川町のグルメを楽しんでいただいてグルメだけではなく植物や風景なども楽しんでいただければ」と話した。

「さかわかき氷街道」は9月末まで。

(高知さんさんテレビ)

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