自分専用の網で一人焼肉

滴る肉汁が食欲をそそる焼肉。東京上野にある「焼肉ライク上野店」ではランチタイムには約130人のお客さんで賑わうという。店内を見渡すと、カウンター席は間仕切りで仕切られていていわゆるおひとり様でお食事されている方が多い。

「焼肉ライク上野店」では大人数で網を囲むのではなく、それぞれのカウンターに備えられた自分専用の網でお肉を焼いている。おひとり様の焼肉スタイルにお客さんは…

40代女性:
前から気になっていたので、それでちょっと寄ってみたいなと思って今日思いきって入りました。気にせず一人でも食べたいものが食べられる環境がありがたいです。

20代女性:
初めて来ました。複数人で行くのはちょっと抵抗があるので、ひとりでも焼肉食べられるといのは今のこの時期にはすごく合っている。

新型コロナウイルスの影響で会食などを控えている人にとっても、おひとり様仕様の焼肉店は足を運びやすいという。

焼肉ライク人材開発課・井上知彦課長:
今こういうコロナの状況でお客様一人で来ていただいて、注文もタッチパネルで行えて換気も2分30秒ですべて入れ替わるというところから、お客様からのご支持をいただけてるのかなと感じています。売り上げも7割~8割程度は回復している。

帝国データバンクが8月3日に発表したデータによると、新型コロナウイルスによる影響を受けた企業の倒産は全国で406件。その中でも最も多かった業種が飲食店だった。

一人につき一つの鍋が用意されたしゃぶしゃぶ

かつてない逆風にさらされる飲食業界。しかし、それを承知で2020年6月にオープンしたのが「ひとりしゃぶしゃぶ 七代目 松五郎」。一番の売りは一人でも楽しめるしゃぶしゃぶ。A4、A5ランクの黒毛和牛や国産豚肉をしゃぶしゃぶで提供している。

おひとりさま文化を大胆に取り入れ、鍋を1人につき1つ用意した。お客さんの反応は…

40代女性:
会社から複数で食べるのが禁止されているので、こういうお店はすごく入りやすくていいと思う。

新型コロナウイルスの感染対策も徹底

オープンにあたっては従業員のマスク着用や、手洗いの徹底はもちろんのこと店内の換気も徹底。店の空気は4分半に1度のペースで入れ替わっているという。

それでも新型コロナウイルスの感染が拡大する中でのオープンには不安もあったという。

しゃぶしゃぶ  松五郎​・森貴代江 代表取締役:
オープンすることはすごく不安で、オープンするタイミングもかなり考えていつにするかはかなり悩んだ。お客さまの安心と安全を守りながら営業していきたいと思っているので、一人でもお食事を楽しんでいただけるように、一人のお客様でお越し頂けるようなお店作りをしていきたい。

新しい生活様式のひとつとして注目されるおひとり様文化。新型コロナウイルスとの厳しい戦いを勝ち抜くカギは、そうした新たなニーズの掘り起こしにありそうだ。

(「Live News it!」8月4日放送)