名古屋市西区の住宅の建築現場で5月9日、クレーン車が横転した事故で、クレーン車を固定する「脚」の部分が地面に沈み込んだことが原因で、バランスを崩したとみられることがわかりました。

 名古屋市西区五才美町の建築現場では9日、住宅のユニットを吊り下げていたクレーン車が横転し、周辺の住宅や特別養護老人ホームなどに直撃したほか、電柱をなぎ倒し停電する被害がでました。

 クレーン車の前後には「アウトリガー」という転倒を防ぐため脚のように左右に伸びる支えがあり、その下に鉄板が敷かれていました。

 捜査関係者によりますと、クレーン車の右後輪付近の鉄板の端がゆがんでいて、支えが鉄板からずれて地面に沈みこみ、横転したとみられることがわかりました。

 警察などは当時の状況を詳しく調べています。

東海テレビ
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