日銀は4日、4月の「さくらレポート」=地域経済報告を公表し、全国9地域のうち、「東北」「北陸」「関東甲信越」「東海」「近畿」「中国」「九州・沖縄」の7つの地域の景気判断を引き下げた。「北海道」と「四国」は判断を据え置いた。
暖冬による冬物衣料や暖房器具の販売が低調であったことや、ダイハツ工業の認証検査不正による生産停止が響いた。
日銀は、一時的な要因で、景気の持ち直し基調に変化はないとしている。
また、北陸については、能登半島地震の影響により一部に下押しがみられるものの、持ち直しの動きがみられているとしている。