國分八幡宮が出している人気の“月替わり御朱印”を狙った窃盗の瞬間を、防犯カメラが捉えていた。カメラに映る人物は、料金を支払った“フリ”をして、タダで御朱印を持ち去っていた。

料金払った“フリ”御朱印ドロボー

3月の風物詩が描かれた色鮮やかな和紙。
これは、香川県にある國分八幡宮で受け取ることができる御朱印。

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しかし、この御朱印をめぐってある騒動が起きていた。
神社での窃盗の瞬間をとらえた、防犯カメラの映像。

画面の奥から現れた1人の人物。白と黒のチェック柄のシャツと黒いベストを着用した人物が、社務所に向かって真っすぐ歩いていくると、備え付けの引き出しから紙を数枚取り出し、

脇に設置された箱に料金を支払ったように見える。一見普通の参拝客のようにも見えるこの人物、実は…

國分八幡宮・宮司:
箱の中身を見たらお金は入っておらず、御朱印の在庫数が合わないので泥棒が来たのかなと。

お金を払うふりをして、御朱印をタダで持ち去った御朱印泥棒だった。
この神社では、職員の不在時でも参拝客が御朱印を受け取れるよう、書き置きの御朱印と料金箱を設置。

この犯行に対し、SNSでは「いつか罰が当たりますよ、神様はちゃんと見ています」「窃盗で得た御朱印とかうれしいんでしょうか…」などの反応。

実は、この人物の犯行は今回だけではなかった。

盗まれたのは人気の“限定御朱印”

國分八幡宮・宮司:
監視カメラの映像を確認したところ、(この人物は)以前にも来ていた。2023年の11月14日ですね。前回(11月)同様にお金を入れるふりをして御朱印を持って帰った。

宮司によると、不在にしていた際の防犯カメラには、この人物しか映っておらず、服装や車両など複数の特徴が一致したことなどから、この人物が犯人ではないかとみているという。

犯人の目当ては一体、何だったのだろうか。

國分八幡宮・宮司:
毎月“月替わりの御朱印”というものを出している、数種類。月替わりの(御朱印)3種類が持っていかれた。

犯人が盗んでいったのは、月替わりで絵柄が異なる限定の御朱印だ。
近畿地方や関東から足を運ぶ参拝客も多く、郵送も行うなど人気の御朱印だという。

3月限定の4種の御朱印のうち、500円の御朱印を2枚、800円の御朱印1枚の計1800円分の御朱印が持ち去られたという。

國分八幡宮・宮司:
もしご自身が反省するのであれば、今まで支払ってないもの(初穂料)もお納めいただければありがたい。
(「イット!」3月15日放送より)

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