ついにやってきた花粉症のつらい季節。東京都内のクリニックでは3月5日、多くの人が症状を訴えていた。
花粉症患者（30代）：
早いタイミングから結構きついかなっていうのはありますね。夜は眠れないですね。
花粉症患者（20代）：
もう2～3週間前からしんどくなってきたので。
慶友銀座クリニック 大場俊彦院長：
今年は花粉の飛散がちょっと早めに出ていた。最近ピークに近づいているので、ガンガン（患者が）増えている。
そうした花粉症患者たちの診察中、意外なやり取りを耳にした。
慶友銀座クリニック 大場俊彦院長：
ヨーグルト食べたりして、予防しているわけじゃないもんね？
院長が食生活についてアドバイス。
花粉症患者（30代）：
なんかヨーグルト食べているかと聞かれましたね…。
乳酸菌を含む食材が花粉症の症状を和らげる
なぜ、ヨーグルトなのだろうか。
慶友銀座クリニック 大場俊彦院長：
よく（花粉症対策に）ヨーグルトって言われているんですよね。ですから、私も食べてますけどね。
大場院長によると、乳酸菌を含むヨーグルトなどの食材は腸内環境を整え、花粉症の症状を和らげるという研究が進められているという。大場院長はこの他、納豆やみそ、豆腐といった食材も挙げている。
慶友銀座クリニック 大場俊彦院長：
1種類ではなく、いろいろな種類を食べていく。腸内環境を整える上でとても良いといわれていますから。
岡崎体育さんもヨーグルトで花粉症克服…効果は人それぞれ？
こうした中、SNSで話題となっている投稿がある。
シンガーソングライター 岡崎体育さん：
正月から取り憑かれたように毎日ヨーグルト食べてたら花粉症治ってんけど
ヨーグルトを食べて花粉症を克服したのか。取材したクリニックでも、60代男性は「私は毎朝ヨーグルトを食べています。ましになっていると思いますね」と話した。
しかし、実際に効くかどうかは人それぞれのようで、80代女性は「（ヨーグルトを）飲んでいます。もうずっとです、何十年。でもだめ、私は（効果を）感じなかった」と話していた。
大場院長は、自分の体に合った食事を工夫しながら、腸内から免疫づくりをしていくことが大切だとしている。
（「イット！」3月5日放送より）
