オーストラリアで勤務時間外に上司から連絡を受けても無視することができる法律が制定された。
オーストラリア議会を2月12日に通過した労働者の権利を定めた法律では、勤務時間外に上司から電話やメッセージで連絡を受けた際に無視しても不利益を受けないとしている。
通信手段の発達などで勤務時間外に対応に追われる労働者が増え、仕事と私生活の境界線が曖昧になっていることを背景にサービス残業を無くすことが狙いだが、雇用主側は反発している。
同様の法律は2016年のフランスに始まり、スペインやイタリアなどのヨーロッパ諸国でも導入されていて、オーストラリアでは2024年8月にも施行されるという。