派閥の政治資金パーティーを巡る事件を受けた自民党各派の対応について、共産党の小池書記局長は19日、「派閥の解散でお茶を濁すのは、『臭い物にふた』としか言いようがない」と批判した。
事件を受け、岸田首相が岸田派を解散する考えを表明したほか、二階派が総会で解散を決定。
これらの動きに対し、小池氏は記者会見で「解散の前に解明だ」と述べ、「政治資金パーティー問題の真相を明らかにすることなしに、派閥の解散でごまかすことは許されない」と強調した。
その上で、「派閥の解散でお茶を濁すのは『臭いものに蓋』としか言いようがない」として、不記載だった金の使途などについて究明するよう強く求めた。
さらに、岸田派を昨年12月に離脱した岸田首相が同派を解散する意向を示したことについて、「離脱したのに理解不能。結局、陰の実力者として実権を握っていることが明らかだ」と指摘した。
そして「自らの派閥を解散することまでやるなら、総裁として自民党の全ての派閥を解散させるべきだ」と訴えた。