南阿蘇村で2023年に当直勤務に当たった職員のうち、約半数が当直中に飲酒していたことが分かった。
村は、飲酒した職員を厳重注意とし、村長は自らの処分も行うとしている。
高森町職員の当直室での飲酒が発覚
熊本県内の自治体職員による、当直中の飲酒をめぐっては、2023年12月に高森町で役場全職員78人のうち、半数以上に当たる45人が当直室で飲酒していたと公表。
この記事の画像(5枚)高森町は総務課長を戒告処分、職員には口頭での厳重注意を行い、草村大成高森町長の減給10分の1(6カ月)の処分を発表している。
南阿蘇村では約半数が当直中に飲酒
これを受け南阿蘇村は12月下旬に当直業務に当たる職員を対象に個別で聞き取り調査などを実施。
その結果、職員86人のうち、約半数に当たる41人が「去年1年間の当直勤務中に飲酒したことがある」と回答したということだ。
南阿蘇村では、午後5時から翌朝8時まで、男性職員が2人体制で役場管理や電話対応といった当直業務を行っていて、1回当たり4,400円が手当として支給されている。
村は「飲酒による業務への支障は確認されていないが、飲酒していた職員には厳重注意を行う」としている。
吉良村長「公務中の飲酒は許されない」
吉良清一南阿蘇村長は「公務中の飲酒は許されることではなく、村のイメージを下げ、村民に申し訳ない」とコメント。
また、自らについても処分を行うとしている。
(テレビ熊本)