熊本・高森町は、役場全職員の半数以上にあたる45人が、これまで当直室で酒を飲み、厳重注意処分にしたと12月14日に発表した。当直中での飲酒が常態化していた。

職員の半数以上が当直中や当直室で飲酒

高森町によると、「職員が当直中に飲酒しているのではないか」と11月1日に情報が寄せられ、町が聞き取りなどを行った。

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その結果、45人の役場職員が「当直中や当直室で飲酒したことがある」と答えたという。これは役場全職員78人の半数以上にあたる。高森町では、役場管理や防災無線などの対応のために職員が当直を行っていて、1回あたり4,400円が手当として支給されている。

「飲酒による業務への支障は確認されていない」としているが、当直室に町民などを呼んで酒を飲んでいたケースもあったということで、当直室での飲酒が常態化していたとみられている。

高森町は、管理監督義務違反として、総務課長を13日付で戒告の懲戒処分とし、飲酒した職員45人を口頭で厳重注意。

また、草村大成町長を減給10分の1、6カ月とする条例を議会に提出し、12月14日に全会一致で可決されたということだ。草村町長は、「いっそうの緊張感をもって職務に取り組み、信頼回復に努める」とコメントしている。

(テレビ熊本)

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