5月に起きた石川・珠洲市の地震被災者への義援金とうたい、SNSでウソの募金を募った疑いで男が逮捕された。200人以上から、合わせて約65万円を集めたとみられている。

被災地とは“無関係” 金は生活費に使用

12月20日朝、東京・麹町署。詐欺容疑で逮捕された大塚和之容疑者(61)は、表情を変えることなく車に乗り込んだ。

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自身の犯行について「人の不幸をもとに、金をだまし取る」と話している。

大塚容疑者はSNSで義援金を呼びかけた
大塚容疑者はSNSで義援金を呼びかけた

大塚容疑者が目をつけたのは、5月に起きた石川・珠洲市の地震。SNSで「住居倒壊の友人家族が人並みの生活に戻れるまで義援金を募っています」と呼びかけた。

“被災した友人のための義援金”とうたい、200人以上から合わせて約65万円を集めていたとみられている。

しかし、これは全て嘘。大塚容疑者は被災地とまったく関係がなかった。集めた金を何に使っていたのか。

「人としてやってはいけない行為ですが、生きていくために…」と供述
「人としてやってはいけない行為ですが、生きていくために…」と供述

警視庁の調べに対し、大塚容疑者は「人としてやってはいけない行為ですが、生きていくためにやってしまった」と話している。

集めた金を食費などの生活費に使っていたということだ。
(「イット!」 12月20日放送より)

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