山形・尾花沢市の小学校で、子どもたちが自分たちで育てたもち米の脱穀に挑戦した。昔の道具を使い、大変さを感じながらも一生懸命作業していた。

食農教育の一環で…道具に興味津々

昔ながらの脱穀に挑戦したのは、尾花沢市の玉野小学校の5・6年生だ。子どもたちは食農教育の一環として1年を通じて米作りを学んでいて、5月に手作業でもち米の苗を植え、9月に鎌を使って稲刈り、そして10月11日に脱穀を体験した。

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作業に使ったのは、江戸時代に使われた風を起こしてコメを選別する「唐箕(とうみ)」や、明治時代に使われていた「足踏み脱穀機」だ。子どもたちは昔の道具に興味津々の様子で、地域の人から使い方を教わりながら一生懸命作業していた。

6年生・岩崎咲笑さん:
足が重たかったり、手が引っ張られたり難しかったけど、上手に最後までできて良かった

6年生・折原山斗さん:
手作業のところが大変で、昔の人はすごいと思った

5年生・遠藤芽依菜さん:
今は機械ができて楽になったけど、昔はこんなに大変だったんだなと

5年生・小関青空さん:
悔しい。自分の出来はまだまだ

みちのく村山尾花沢 青年部・江刺貴博さん:
子どもたちと田植えから脱穀までして、食べ物の大切さを教える良い機会。昔ながらの方法で脱穀を楽しそうにしていて、良い機会だと思った

子どもたちが育てたもち米
子どもたちが育てたもち米

無事に脱穀を終えたもち米は、11月2日の収穫祭でもちにして地域の人に振舞われるという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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