三重県鈴鹿市で9月24日まで開催されていた自動車レース・F1の日本グランプリ。その最終日に会場に設置されていた「のぼり」の無断持ち去りが相次ぎました。

選手の顔写真が一人ずつ印刷され、会場を盛り上げるために設置されていた「のぼり」。これらを無断で持ち去る様子が多くのカメラに捉えられていました。

会場から抜き取ったと思われるのぼりが付いたままのポールを手にする人や…、人目を気にする様子もなく、のぼりを外す人も…。

別の場所では、二人がかりでのぼりを外す人たちも目撃されました。
当時会場に設置されていたのは、F1ドライバーの顔写真や名前が入った42種類の「のぼり」約600本。その一部が複数の来場者たちによって盗まれてしまいました。

目撃者が語る“あっちこっちで発生した盗難”
めざまし8の取材班は、24日に会場を訪れた際に現場を撮影した男性から話を伺いました。
――のぼりはどのような感じで盗られていた?
撮影した男性:
普通に平然と手慣れたような感じで、のぼりを外しているような感じですね。まるで海外のニュースで見る“略奪“みたいな感じに見えました。

――のぼりを盗んでいる現場の様子は?
撮影した男性:
一応サーキットのスタッフが止めに入っていたんですけど、一人が止めている間に他の人が取っているみたいな感じで、“強盗”みたいな感じですね。

スタッフも止めに入っていたというのですが、人数が足りず、至る所でのぼりが持ち去られていたのだといいます。

――これまでに“のぼり盗難”を見たことはあった?
撮影した男性:
現場自体は(見たことが)なかったですね。(見たことがあるのは)取られた後みたいな感じ。夜のうちに取っているみたいなことは聞いたことあるんですけど、白昼堂々とやっているのは見たことがなかったですね。人通りも多いメインの通路でやってたんで、ちょっとびっくりしました。

――F1ファンとしてどう思う?
撮影した男性:
(自動車レースを)見てくれる人が増える、サーキットに来てくれる人が増えることはいいんですけど、こういうことがあると悲しいですね。

今回の件について、サーキットの運営会社は次のようにコメントしています。
サーキットの運営会社:
過去にも、のぼりの無断持ち去りはありました。今後の対応を検討していきます。
(めざまし8 9月26日放送)