防犯カメラに映された1台のタクシー。タイで身柄を拘束され、近く強制送還される予定だった、日本人の八木佑樹容疑者(35)が乗っていたものとみられる。

防犯カメラに映るタクシー。八木容疑者(右)が乗っていたとみられる
防犯カメラに映るタクシー。八木容疑者(右)が乗っていたとみられる
この記事の画像(7枚)

入管施設から、護送車を奪って逃走した、八木容疑者。FNNの独自取材で、その後の足取りが明らかになってきた。

八木容疑者はショッピングモールでタクシーを降りたという
八木容疑者はショッピングモールでタクシーを降りたという

タイ東部のパタヤは、ビーチや海が広がる人気のリゾート。八木容疑者はここにあるショッピングモールで、バンコクから来たタクシーを降りたという。

八木容疑者は、新型コロナウイルス対策の給付金をだまし取ったとして日本で逮捕状が出ていて、バンコクの入管施設に収容されていた。

奪った“護送車”で「パタヤ」に逃走

ところが、9月9日、裁判所から戻った際「体調が悪くて歩けない」と訴え、職員が車いすを準備している隙に鍵がついた状態で停車中だった車を奪い、施設の扉を破壊して逃走した。

その後、八木容疑者は電車に乗り、車内で着替えた後、バンコクから約140km離れた東部のリゾート地・パタヤでタクシーを降りたことがわかった。

これは防犯カメラが捉えた、八木容疑者が乗っていたとみられるタクシー。降りたのは、中心部にあるショッピングモールの前だった。

八木容疑者は、今もパタヤに潜伏しているのか。タイの警察が行方を追っている。
(「イット!」9月11日放送より)