愛知・豊田市に37年前にオープンした猿投温泉のホテルが、2023年7月、リニューアルした。リニューアルでは“飲める温泉”など、宿の長所を前面に押し出している。

名古屋からの近さで日帰りや宴会利用に人気

1986年にオープンした「猿投温泉ホテル 金泉閣」は、豊田市の山奥にポツンとたたずむ泉宿だ。

この記事の画像(8枚)

ウリは地下1,200mから湧き出す天然温泉。

この温泉は飲むことができ、入浴以上に成分を吸収できる「飲む湯治」として人気。クセもなく、まろやかで飲みやすい温泉だ。

総支配人:
もともとは宴会とか、そういった会合で使われていた施設なんですけれども、コロナ禍にもなりリニューアルに踏み切る形となりました

名古屋から車で40分ほどと都心から近いため、日帰りや宴会で使われることが多く、コロナ禍で利用客が激減したことからリニューアルを決め、2023年7月に完成した。

リニューアル後は、宿の長所を前面に押し出している。温泉水を使って入れるコーヒーや紅茶などを楽しめる無料のドリンクスパをロビーに設置。

また、味がまろやかになるということで、料理にも温泉水を使用している。

屋上には、大自然に囲まれた立地を生かした貸し切り露天風呂を3つ新設した。都会の喧騒(けんそう)を離れ、木々の揺らぎなど静かな空間を独占し、夜は満天の星空を見上げながら入浴できる。

そして客室もリニューアルした。

外の景色を楽しめる半露天風呂を新設したり、宿から車で約15分のジブリパークを少し意識した内装の部屋を用意したりして、外国人観光客や若者の利用も増えてきているという。

(東海テレビ)

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。