2025年の大阪・関西万博の海外パビリオン建設が遅れている問題をめぐり、政府は31日、関係者による会合を開いた。
岸田首相は「万博成功に向けて、政府の先頭に立って取り組む」と決意を表明。出席した大阪府の吉村知事、大阪市の横山市長らとオールジャパンでラストスパートをかけると強調した。
大阪・関西万博をめぐっては、開催まで600日を切る中、資材価格の上昇などで海外パビリオン建設が遅れるなど様々な課題を抱えている。
岸田首相は会合で、「極めて厳しい状況に置かれていることを改めて直視し、正面から全力で取り組んでいかないかない」と述べた。
その上で、「危機感を、政府、大阪府、大阪市、万博協会、経済界が共有するため、オールジャパン、一丸となって、成功に向けラストスパートをする決意を確認したい」と述べた。
吉村知事は「大阪自身も、国と一丸となって万博を成功させたい」と述べた。