各地であとを絶たない、罰当たりな「さい銭泥棒」。
20日、大阪市内の寺で「さい銭泥棒」による犯行の一部始終が防犯カメラに捉えられていた。

有刺鉄線などで防犯対策を強化も…

防犯カメラがとらえていたのは、手の込んだ犯行だったーー。

塀の前に立ち、あたりを見回す不審な男
塀の前に立ち、あたりを見回す不審な男
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20日、大阪市内にある寺で塀の前に立ち、あたりを見回す不審な男。夜間だったため、お寺の門は閉められていた。

7回の被害で有刺鉄線などで防犯強化していた
7回の被害で有刺鉄線などで防犯強化していた

実は、この寺はこれまで、さい銭を盗まれる被害に7回も遭っていて、有刺鉄線などで防犯対策を強化していた。

工具で有刺鉄線を破壊する様子
工具で有刺鉄線を破壊する様子

ところが、不審な男は持ってきた工具を取り出し、塀に設置された有刺鉄線を破壊し始めた。

高さ1m50cmの塀をよじ登った
高さ1m50cmの塀をよじ登った

その後、高さが約1m50cmの塀によじ登り、境内に侵入、さい銭箱の前までたどり着く男。

さい銭箱に近づき、その場に座り込むと、取り付けられていた鍵を壊し、中にあったさい銭を盗み出した。

犯行時間はわずか10分
犯行時間はわずか10分

さい銭を手にすると、男は正門からあわてる様子もなく、歩いて逃走していった。
犯行時間は、わずか10分だった。

発見当時、さい銭箱の鍵は無残に破壊された状態で残されていた。

小銭を残し、千円札と500円玉だけ盗む
小銭を残し、千円札と500円玉だけ盗む

男は、さい銭箱の南京錠を破壊し、中に入っていた複数の千円札や500円玉だけを盗んだという。

寺の担当者「二度としないでいただきたい」

寺の担当者によると、盗まれた金額は約1万円。ただ、犯行が発覚しないようにするためか、 金額の安い小銭はほとんど残されていたという。

今回起こった事件について、寺の担当者は「このような罰当たりな行為は大変心苦しいです。二度としないでいただきたい」と語った。

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今後、寺は被害届を提出するという。

(「イット!」8月25日放送より)

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