岸田首相は24日午前9時30分すぎに記者団の取材に応じ、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏が死亡したとの報道について「報道は承知している。ロシアの国内情勢についても引き続き重大な関心を持って注視していきたい」と述べた。
ロシア非常事態省の23日の発表によると、モスクワから第2の都市・サンクトペテルブルクに向かい飛んでいたプライベートジェット機が、北西部トゥベリ州で墜落した。
この飛行機には乗客乗員10人が乗っていたが、全員死亡したという。
乗客名簿には、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、プリゴジン氏の名前が載っていて、ワグネル側も死亡を認めている。
ロシア反体制メディアによると、反プーチン派のロシア人武装組織「自由ロシア軍」の幹部は、「ショイグ国防相の命令を実行した、ロシア国防省が犯人だ」と指摘している。