2021年度の社会保障給付費が、約138兆7433億円となり、過去最高を更新した。

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、2021年度に年金や医療、介護に充てられた社会保障給付費は前年度から4.9%増え、138兆7433億円と1950年度の集計開始以来、過去最高を更新したと発表した。

国民1人当たりの給付費は110万5500円で、前の年度から5万7400円増えた。

高齢化による医療費の増加に加え、2021年度はコロナワクチンの接種が本格化した年で、ワクチン接種関連の費用や、子育て世帯への給付金など、コロナ対策費の増加が急増の要因となった。

社会部
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