イギリスのビーチが過密状態に…

26日、東京では新たに新型コロナウイルスへの54人の感染を確認し、“第二波”への心配がさらに高まっている現在。
3日連続で感染者数が40人を超え、都内の合計感染者数は5997人となった。

そんな中、神奈川県の湘南では人があまり見られず、週末の人出によって「密」となることを不安視する声も挙がっているが…今、同じビーチでも、イギリスのビーチは湘南と全く違った光景となっているのだ。

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25日に最高気温33度と今年一番の暑さとなった、イギリス南部に位置するビーチリゾート・ボーンマス。
約11kmにわたって「密」状態となった砂浜には、マスクをしている人の姿は見られない。

出動した警察も“お手上げ状態”となってしまった過密ぶりには、イギリス人からも批判的な声が挙がっている。

イギリス人男性(twitterより):
ボーンマスビーチを見ていると『ウォーリーをさがせ』を思い出す。ただ、今回は全員がウォーリー(バカなやつ)だけどね。

イギリス人女性(twitterより):
私が思う地獄。

さらに、ビーチの電光掲示板にはこんな呼びかけも流れた。

「HEAD HOME(家へ帰れ)」
「#SAVELIVES(命を守れ)」
「THINK TWICE(考え直せ)」

英政府も危機感…「人との距離取って」と呼びかけ

また、イングランド北西部の街・リバプールは地元サッカーチームの優勝でお祭り騒ぎ。
多くのサポーターがマスクもつけず、大声で勝利の雄叫びを上げる事態となった。

感染者30万人、死者は4万人を超えているイギリス。
新規感染者数の減少に伴い、外出制限は緩和されつつあるが、イギリス政府は「感染が再拡大する恐れがある」と危機感を示し、改めて人との距離を取るよう注意を促している。


加藤綾子キャスター:
暑くなってきて、ずっと自粛して耐え続けてきただけに開放的になってしまうという気持ちはわからなくもないという…

フジテレビ・風間晋解説委員:
イギリスは今年一番の暑さだったみたいですからね。ただ、日本でも3カ月予報で、今年の夏は暑いという予報が出てますから、この光景は決して他人事じゃないですよね。

加藤綾子キャスター:
対策も必要になってくるのかなと思いますけれども。一方で、アメリカでの1日あたりの感染者数もものすごいことになってますね。

フジテレビ・風間晋解説委員:
新たに3万人ですよ、1日あたり。4月と同じ水準に戻ってしまいましたよね。

加藤綾子キャスター:
やっぱり、経済を回すとウイルスも広がってきて、という…わかってはいるのですけれども、この状況についてやっぱりトランプ大統領も今焦ってはいるんですかね。

フジテレビ・風間晋解説委員:
でも大統領選挙の帰趨は投票直前の経済状況といいますから、まだまだですよ。

(「Live News it!」6月26日放送分より)