15日、鹿児島・肝付町で「鹿児島ロケット」の打ち上げ実験が行われた。

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肝付町の浜辺で行われた「鹿児島ロケット」の打ち上げ実験では、無事に点火に成功。しかし...

「鹿児島ロケット」が発火しながら上空に上がっていく様子

郡嶌漱介記者:
(ロケットが)いま打ち上げられました。回転しながらいま、上がっています。音もしていますが...

打ち上げ後間もなく落下し始める「鹿児島ロケット」

郡嶌漱介記者:
落ちてきています。いま、落下しました。

「鹿児島ロケット」は、鹿児島大学の学生や県内企業などが中心となって開発。

今回4回目の打ち上げでは、機体の温度上昇などのデータ収集を目的としていた。

失敗の原因はなんだったのか?

打ち上げシーンの動画をよく見てみると、点火後、発射自体は成功したが、

機体から何か白いものが飛び出したのがわかる。

パラシュートが開いてしまったのだ。

エンジンへの点火は成功も…

鹿児島大学などによると、

エンジンへの点火は成功したが…

打ち上げ後、1段目のパラシュートが想定よりも早く開いたため、軌道が想定外の方向に変わってしまったという。

鹿児島大学学術研究院・片野田洋教授:
動画と現物の両方から原因を調べたい。

今後、落下した機体を解析するなどして、詳しい原因の究明が行われる見込みだ。

(「イット!」3月16日放送より)