都内で新型コロナウイルス感染者が新たに34人確認された6月2日、警戒を呼びかける東京アラートが初めて発動された。新型コロナウイルスの影響は予断を許さない状況で、感染防止の一つであるマスクは、まだ手放せないことになりそうだ。

置き場所に困らない「マスク専用バッグ」

生活の中でマスクを着用することが多くなると、自宅や外出先での休憩などでマスクを外す場面も増えてくることだろう。その際に悩むことが一つある。

「あなたは外したマスクをどうしていますか?」

どこにウイルスが潜んでいるのか分からないことから、そのままテーブルに置いたり、カバンに入れたりするのは、少し考えてしまう人も多いのではないだろうか。

そんな悩みを解決できそうなオシャレなアイテムが登場した。

(提供:ネコリパブリック)
(提供:ネコリパブリック)
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「これからのお出かけ時の必需品 カバンの中でもキレイをキープ」

キャッチコピーとともに写るのは、半分に折りたたまれたマスクと、それを覆う透明なケース。持ち手はマスクの耳紐部分を活用し、一見ちょっとしたカバンに見えなくもない。

マスクをいつでも清潔に保てる、その名も、マスク専用バッグ「MASK BAG」だ

ケースは、保護猫カフェや保護猫のための施設の運営、猫助けができるブランド・ショップ「NECOREPA/」などを展開する、株式会社ネコリパブリックが手掛けた。

(「MASK BAG」)
(「MASK BAG」)

サイズは、半分に折った状態で縦・約11センチ、横・約11.5センチ。マスクの耳紐部分が、バッグのハンドル代わりとなる。中性洗剤を使って洗うこともできる。

ボタンはホワイトとブラックの2種類あり、価格はどちらも900円(税込)。オンラインショップで購入でき、6月中旬~下旬に発送予定だという。

(ボタンの色は2種類 ホワイトとブラック)
(ボタンの色は2種類 ホワイトとブラック)

これからは暑くなる日も増え、熱中症予防の観点から、環境省は周囲の人との距離を取った上で屋外で適宜マスクを外すことを推奨している。

そのような場合に、この「MASK BAG」は外したマスクの置き場所を解決してくれることだろう。そもそも、保護猫活動をしている会社がどういった経緯で製作したのだろうか?

ネコリパブリックで首相(代表取締役)を務める河瀬麻花さんに聞いてみた。

すぐにマスクが収納できるように、シンプルな作り

ーー「MASK BAG」を作ることになった経緯を教えて

ネコリパブリックでは、「猫も救うマスク」というオリジナルマスクを販売しており、今後、マスクのある生活が当たり前になる中で、マスクを収納する場所に困るのではないかという想いが生まれ、マスクをいつもキレイに保てるようなものができないかと思って開発しました。


ーーこだわりの部分は?

シンプルですが、かわいらしさもあるようにデザインしました。また、マスクの耳紐の部分が、バッグのハンドル部分になるようにしているのもこだわりです。


ーー製造にあたり、苦労した点はどこ?

マスクのサイズも色々あるので、全てのマスクに使えるように調整などを行いました。また、すぐに出して、すぐにマスクが収納できるように、シンプルな作りを心がけました。

(使い捨てマスクを入れた様子)
(使い捨てマスクを入れた様子)

担当者「マスクとの生活を楽しく、安心に」

ーー現在の反響はどれくらい?

とても好評です。今までネコリパブリックを知らない方々にもご購入いただいております。
だいたい1000個ほどご予約いただいております(6月4日時点)。


ーー今回の「MASK BAG」に込められた思いは?

マスクをつけて外出するのが当たり前になってきた世の中で、少しでもマスクとの生活を楽しく、安心して、さらに、マスクを通して、猫助けができるブランドがあることを多くの方に知ってもらいたいと思って「SAVE THE CAT MASK」シリーズを開発しております。

マスク、マスクバッグがきっかけで、興味がなかった人たちも保護猫について少しでも興味をもち、猫たちにやさしい社会になるきっかけとなるといいと思っております。

「SAVE THE CAT」収益は保護猫活動に活用

「MASK BAG」の表には、実はよく見ると、かわいらしい猫型のデザインと「SAVE THE CAT」のメッセージが刻印されている。
 

(表にはネコマークに「SAVE THE CAT」の文字が)
(表にはネコマークに「SAVE THE CAT」の文字が)

こちらの商品、ネコリパブリックのオリジナルブランド「SAVE THE CAT MASK」シリーズの1つで、購入した収益は、保護猫カフェ・ネコリパブリックの運営のために活用される。

新型コロナウイルスの感染拡大により、ネコリパブリックが運営している保護猫カフェにも影響が出ているという。営業自粛が明けた後でも、入場制限などを行っているため、以前のような保護猫カフェの入場料だけで成り立つ経営が難しくなってきているというのだ。

(提供:ネコリパブリック)
(提供:ネコリパブリック)

保護猫活動に賛同する人はもちろん、外したマスクの置き場所に悩んでいた人にとっても、オシャレなデザインの「MASK BAG」が、マスク着用の外出を楽しくしてくれるものかもしれない。
 

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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