ラジオ体操会を行う場合「2密」にならないよう注意喚起

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が5月14日に39県で解除されたのを受け、全国ラジオ体操連盟が、解除後に集まって“ラジオ体操会”を行う場合は「『2密(=密接、密集)』にならないよう、十分に注意を」と注意喚起している。

朝のラジオ体操といえば、夏休みに子供の頃に参加した人も多いだろうが、夏休みに限らず全国で行われているようで、全国ラジオ体操連盟は、4月7日に緊急事態宣言が出された後、「朝のラジオ体操会の当面休止」を要請していたが、「いつから再開していいのか」などと、再開時期に関する問い合わせがあったのだという。

そこで、宣言が一部解除されたのを受け、5月15日、公式HPでラジオ体操会に関する見解を発表。

「毎朝集まってラジオ体操を行うことは、『3密(密閉、密接、密集)』のうちの『2密(密接、密集)』につながる恐れがあります。特に、ご高齢の方の重症化リスクが高いことも踏まえ、皆さまの感染防止のためにも、また感染させないためにも、引き続き慎重な行動が求められます」としたうえで、以下の“2つの考え”を記している。

1.新型コロナウイルス感染状況等は自治体それぞれで異なっています。
緊急事態宣言解除後にお住まいの自治体が発表すると想定される諸施策・方針等をお確かめの上、皆さま方ご自身で再開の可否をご判断いただくようお願いします。

2.もし、ラジオ体操会を再開される場合でも、「2密(密接、密集)」にならないよう、十分に注意を払い、マスク着用、事前事後の消毒・手洗い、十分な距離を取るなどの予防策の徹底を図ってください。
なお、緊急事態宣言が解除されていない都道府県のラジオ体操愛好者の皆さまにおかれましては、引き続き「ラジオ体操会の休止」をお願いいたします。

21日に関西の3府県も緊急自体宣言が解除されたが、こうしたラジオ体操を再開する動きはどのくらいあるのか?そして、今回の注意喚起は夏休みの朝、子どもが集まるラジオ体操会も想定したものなのか?

全国ラジオ体操連盟の担当者に話を聞いた。

ラジオ体操の集まりは全国に2083カ所以上ある

――そもそも朝のラジオ体操をしている集まりは、現在、全国にどのくらいある?

全国各地のラジオ体操会は、自然発生的に地域の皆さまが自主的に集まって、ラジオ体操を楽しむ集いであり、当連盟とは法的・組織的・財政的な関係があるものではないことを最初にお断りしておきます。 

当連盟のHPにラジオ体操の実施場所の案内ページがありますが、これはラジオ体操会の方が「うちはここでやっているよ」と任意で登録されているもので、2019年度末現在で2083カ所の登録があります。

一方、仲間内だけで楽しみたいという理由などから、登録していない体操会も全国に多数あると思われますが、その数は不明です。

――朝のラジオ体操会に参加している方の年齢層は?

ご高齢の方が中心となっているようです。

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夏休みのラジオ体操会は想定していない

――ラジオ体操会の休止を要請した後の「いつから再開していいのか」という問い合わせはどのくらいの件数、寄せられている?

電話での問い合わせが1日1件程度、HPの質問コーナーへの問合せはこれまでで10件ほどです。


――緊急事態宣言の一部解除を受けて、ラジオ体操会を再開する動きも見られた?

緊急事態宣言が解除された自治体においては、再開する動きがあったようです。
当連盟にも問合せがありました。

――今回の注意喚起は、夏休みに各地の子供会などが行う朝のラジオ体操会も想定している?

夏休みのラジオ体操会は、今回の注意喚起では想定していません。
 

毎年、恒例で行われ、2019年は全国41会場で約4万4500人が参加したという「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」。
今年は7月20日の鹿児島県喜界町を皮切りに8月31日の愛知県小牧市まで、41会場で開催予定なのだが、開催の可否は今後の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて検討するという。
 

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