マリンレジャーが本格化する一方で、注意が必要となるのが海での事故だ。ライフセーバーに話を聞くと、海の事故の要因には大きく「環境」と「人的」によるものの2つがあるといい、注意を促す。

遊泳中の死亡事故も… 海水浴で危険を感じる瞬間は?

東の輪海水浴場(新潟県柏崎市)
東の輪海水浴場(新潟県柏崎市)
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ライフセーバー:
すぐ深くなるので、注意してくださいね

ライフセーバーがそう呼びかけていたのは、新潟県柏崎市にある「東の輪(とうのわ)海水浴場」。

海水浴客に、海で危険を感じたことはあるか聞くと、「浮き輪がひっくり返ったときに、ドキッとしたことはある」「小さい子がいるので、ちょっと目を離した隙にどこか行っちゃう。だから、よく見るようにしている」といった答えが返ってきた。

海水浴に潜む危険
海水浴に潜む危険

楽しい海水浴も、一歩間違えれば命を落とす危険がある。7月16日、村上市では、家族4人で海水浴に来ていた50代の父親が遊泳中に溺れ、死亡する事故が発生した。

〈1〉環境的要因による事故 “離岸流”や気象条件に注意を

柏崎市のライフセーバー・池谷薫さんは「海での事故には2つの要因がある」と話す。

ライフセーバー 池谷薫さん
ライフセーバー 池谷薫さん

ライフセーバー・池谷薫さん:
事故には環境的要因と人的要因がある。この2つが重なると、リスクは倍増、それ以上になってくる

環境的要因の事故で代表的なのは、沖に流されてしまう離岸流だ。

巻き込まれた際は、慌てず岸に対して平行に泳ぐと、離岸流から逃れることができる。

またこの日、風向きが変わり、流された浮き具を持ち主が泳いで取りに行く場面もみられた。浮き具に人は乗っておらず事なきを得たが、風向きなど、事前に気象情報を調べておくことも重要だという。

〈2〉人的要因による事故 体調を確認し、必ずルール守り遊泳を

一方、人的要因の事故は、過労や飲酒後の遊泳など、ルールを守らないことで起きてしまう。

飲酒後、海に入ると…
飲酒後、海に入ると…

ライフセーバー・池谷薫さん:
お酒を飲むと、陸上でもフラフラした状態になる。水の中に入ると水の抵抗で、体が不安定な状況に。深みに入ってしまうとバランスが取れなくて、それだけで水を飲んでしまう

飲酒後の遊泳は厳禁!また、息を確保するために使うシュノーケルが、重大事故につながることも…

シュノーケルを使う際も注意を
シュノーケルを使う際も注意を

ライフセーバー・池谷薫さん:
顔を振ったりすることによって、筒の先が水の中に入ってしまう。息ができなくなり、パニックで大きな事故につながる

人的要因の事故で注意するべきことは、ほかにもある。

▽親子で来た際は、子どもから目を絶対に離さない
▽ライフセーバーなど監視の目が届く範囲(遊泳区域)で海水浴を

危険が多く潜む海水浴。安全に楽しむためにも、ルールを守ることが必要だ。

(NST新潟総合テレビ)