休業要請対象外の業種では…

休業要請の初日となった4月25日。
 JR仙台駅前には客を待つタクシーが列をなしていた。 タクシー業は休業要請の対象外。
出歩く人が減ったため、売り上げは激減しているが、それでも生活のために客を待ち続けるしかないという。

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個人タクシーの運転手:
(客足は)9割減ってます。日銭を稼ぐのに、1,000円、2,000円でも稼がなきゃいけない

同じように「営業を続けるしかない」と不安を口にする店も

フラワーショップ フロリコ・鈴木啓示さん:
4月に入ったとたん、ガクっと(売上が)落ちて

宮城・仙台市青葉区国分町で、フラワーショップを営む鈴木啓示さん。この店も、休業要請の対象から外れた。

フラワーショップ フロリコ・鈴木啓示さん:
(店が)混雑もしないので、たぶん対象から外れた

この店の主な仕事は、国分町の飲食店に花を飾るいわゆる「生け込み」。 しかし取引先のほとんどの飲食店が休業に入ってしまい、4月の売り上げは2019年の同じ時期と比べて「8割」も減った。

これほど厳しい中でも、休業要請の対象から外れたこの店は、県からの30万円の「協力金」を受け取ることはできない。

フラワーショップ フロリコ・鈴木啓示さん:
閉めても開けても意味がないなら、今まで通りにやるしかない

仙台放送 梅島三環子アナウンサー:
閉めても開けても意味がないという声もありました。お手上げ状態の業種もたくさんあると思います。村井嘉浩知事のお考えはいかがでしょうか

資金繰りできるような支援措置も

村井嘉浩知事:
大変申し訳ないという思いがあります。 休業要請をした企業の関連業種ですね。そういった方たちへの影響が出ていると思います。
今後、持続化給付金というのが出ます。前の年の同じ月に比べて、半分以下の収益に下がっている場合、法人の場合は200万円、個人の会社の場合は100万円とお金が出ます。
また資金繰りの支援で、銀行や政府系金融機関、民間の金融機関からお金を非常にいい条件で、3年間は無利子・無担保保証ということで、お金を借りることもできますので、直ちに資金ショートしないようなお手伝いは側面的にしたいと思っています

仙台放送 梅島三環子アナウンサー:
休業しても30万円の協力金を受け取れないところは、そういうような支援を検討するということですね。
一方で休業要請をめぐっては、問題もあります。 県内では多くの事業者が休業要請に協力する中で、営業を続けている店も確認された。
こちらは、休業要請初日に撮影した要請対象の仙台市内のパチンコ店。 県の4月27日の調査では、パチンコ店のほかにも要請対象のスポーツクラブなど、合わせて9つの店舗が営業しているのを確認したということです

仙台放送 梅島三環子アナウンサー:
こうした店への対応というのは、知事はどのように考えていらっしゃいますか?

休業要請従わないパチンコ店などへの対応

村井嘉浩知事:
特別措置法に基づき要請をして、どうしても言うことを聞いてくださらない時には指示をして、指示しても言うことを聞いてくれないところには、名前、事業名、会社名、お店の名前を公表することになっています。
4月28日に改めてお願いした。それでも協力をいただけないということであれば、29日 名前を公表したいと思っています

仙台放送 梅島三環子アナウンサー:
クラスターになるおそれもあると思いますが、罰則はないんですね?

村井嘉浩知事:
ないんです。それがまた難しいところなんですけども

仙台放送 梅島三環子アナウンサー:
そして、大阪では既に店舗名などを公表し、逆に集客につながっているという声もあがっています

「店が開いていても、入らない」協力が必要

村井嘉浩知事:
これは、お店に大きな問題がありますけれども、それと同時に、そこに足を運ばないように、外出の自粛要請をしているわけですから、県民の皆さんが1人ひとり良識ある判断をしていただいて。お店が開いていても、行かないようにするとその店はお客さんが来ないわけですから、光熱費とか無駄になってしまうということで、やむなくお店を閉じなくてはいけなくなるわけですから。県民の皆さんのご協力は何よりも必要だと思っています

仙台放送 梅島三環子アナウンサー:
あくまで県としては、事業者側の自粛と、個人個人の自粛。その心がけに期待したいということですね

(仙台放送)