愛媛県で新型コロナウイルス集団感染

愛媛県で葬儀の参列者4人が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになった。最後のお別れに立ち会えないことへの悲しみや動揺が広がっている。

中村時広 愛媛県知事:
5名のうち4名は県内で初の集団感染となりました。

集団感染が起こったのは葬儀場

県内初の集団感染。気になるのは感染が広がった場所。県によると4人はいずれも3月22日と23日に松山市で行われた通夜と会食そして葬儀に参加していたという。

大勢の参列者が一カ所に集まって故人との別れを惜しむ場は、感染拡大を招く3つの密である「密閉・密集・密接」に該当する恐れがある。

冠婚葬祭に関しては埼玉県知事も…

大野元裕 埼玉県知事:
冠婚葬祭については葬儀において感染が広がった例も報告されていますので。

警戒を呼びかけ、出席人数を減らすなどするよう求めた。

こうした動きに街の人は…

感染が拡大する中の参列について街の人は…

40代女性:
それはちょっと悩ましいですね。でも最善の策をとって参列したい。リスクが多少あっても。

20代女性:
亡くなった方もこれ以上広めるっていうのは、望んでないのかなって思いますし。だったらやっぱりそういうのは、やらないほうがいいのかな。

最後を看取れない可能性もある

今回の感染拡大で浮き彫りとなった事態はもうひとつ。厚生労働省は新型コロナウイルス感染症で死亡した人の遺体を医療機関が葬儀業者に引き渡す際に、感染者であることをしっかりと伝えるよう求めている。3月29日に帰らぬ人となった志村けんさんの兄知之さんも…

ーーご遺体は…

志村知之さん:
今はまだ病院です。病院にいるんだけどもう会えないからね。そのまま火葬場に行っちゃうんですよ。それがね…。一度戻ってきてみんなで送れるじゃないの…。今回のコロナウイルスの怖さっていうのはね。

亡くなった後も感染する可能性があるため、遺族であっても目の前でみとることはできず荼毘に付された後の再会となってしまう。

厚労省は火葬するにあたり遺族などが、遺体に直接触れることを希望する場合には、手袋などを着用するよう求めている。

(「Live News it!」3月31日放送分より)