「教育業界全体でやれることをやる」

新型コロナウイルスの影響で長期の休みが続く子供たち…

NPO法人 カタリバ・戸田寛明さん:
まず、とんでもないことになるなとまず思いまして…

リブリー代表取締役・後藤匠CEO:
やれることは何かできないかなと考えて…

「学ぶ機会を奪われる子供たち」のため、教育現場と子供たちへの支援に立ち上がった教育ベンチャーの思いとは?

「リブリー」

IT企業「リブリー」は、出版社と提携し、電子書籍化した教科書や問題集などを契約する学校に提供している。生徒は、タブレット・スマホがあれば、アプリで配信された問題を解き、ノートも画像で先生に送付。

先生は、どこでも遠隔で生徒の学習履歴や成果を把握し、指導もできるという仕組み。

リブリーは学校などと契約し、電子書籍化コンテンツを売るのがビジネスモデルだったが…

リブリー代表取締役・後藤匠CEO:
今大変なことが起こっているので、教育を担う一企業としても「やれることは何かできないか」と考えて…

休校措置によって家庭学習の重要度が増す中で、全国の中学・高校に対し、期間限定だがコンテンツの一部の無償提供を開始した。期間は春休みの終わりまで。

リブリー代表取締役・後藤匠CEO:
ビジネスうんぬんということではなくて、教育業界全体でやれることができる人は やれることをやるということです

一方、子どもたちの生活やストレスのケアに取り組む動きも

学校に行けない子どもたちの生活やストレスのケアに取り組もうとする動きも出てきている。

災害や貧困などストレスを抱えた子どもたちに居場所を提供してきたNPO法人の「カタリバ」。

NPO法人「カタリバ」

ここが今回提供するのは、オンライン上のフリースクールだ。テレビ会議のようなシステムを使ってオンラインでお互い顔を合わせる。

スタッフ:
おはようございます。今日もみんな集まっていますね

この日行われた朝のホームルームでは、登録した全国の子供たちとカタリバのスタッフがオンラインでつながり、1日のテーマや目標などを決めていた。

スタッフ:
じゃあキーワードは「サンクフル」。いま、自分が感謝していることについてみんなで話して、今日をどんな日にしようかということをそれぞれ考えてください

長期休校で、SNSやゲームへの依存が懸念される子どもたちをネットの遠隔会議アプリで結び、学校と同じように会話と居場所を提供する。

NPO法人 カタリバ・戸田寛明さん:
自然災害の支援とかも今までしてきまして、本当に困難に直面したお子さまやそのお母さまお父さま。課題や悩みがあるのに、それを誰にも言えなかったり、つらい気持ちを言えないという状況があって、その中で家庭がどんどん崩壊していってしまい、子供の未来が閉ざされてしまうということを見てきました。そういったことをなんとしてでも防がなければならないと…

教育格差を減らす大きな武器になるのでは

Live News αのスタジオでは、マーケティングアナリストの渡辺広明さんに話を聞いた。

三田友梨佳キャスター:
渡辺さんは小学校のお子さんがいらっしゃるということですが、テクノロジーを活用した教材は利用されていますか?

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
そうですね、今回のキャンペーンで、電子書籍が無料で読めるソフトで日本の歴史を読み始めています。と言うか僕がやりなさいと言ったんですけど…

三田友梨佳キャスター:
そうなんですね。こうした事態を受けて学習サービスの無償提供というのも広がっていますけど、今後広がっていくと思いますか?

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
誰もが持っているスマホでできて、しかも安価でできるサービスなので、教育格差を減らす大きな武器になるのではないかと思っています

渡辺広明氏

三田友梨佳キャスター:
各家庭の通信環境の差などの課題もあると思いますが?

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
まだ双方向でできなくて考える力を付けるというところが難しいんですけど、課題を解決していけば、コロナウィルスをきっかけにすごく伸びていくのではないかなと思っています

三田友梨佳キャスター:
親御さんにとっては子供の学習の遅れの不安が大きいと思いますので、こういったテクノロジーの力をうまく活用していきたいですね

(「Live News α」3月12日放送分)