上限100ギガの大容量プランで7650円
NTTドコモは18日、3月25日から5Gサービスをスタートすると発表した。
この記事の画像(10枚)NTTドコモ・吉澤和弘代表取締役社長:
5Gによって、新たな価値創出と社会課題の解決に貢献していく。
複数のカメラで撮影した舞台の映像は、好きなカメラを選んで視聴することができる。
仮想現実(VR)や、超高速通信を可能にする次世代通信規格「5G」。
NTTドコモの5Gの料金プランは、上限100ギガバイトの大容量プランで7650円。現行のプランに追加で500円払えば利用できる。
ソフトバンクは、現行のプランに1000円追加で5Gを利用できるが、8月末までに加入すれば、上乗せ分は2年間無料としていた。
2020年度中に500都市規模での展開を目指す
5Gが使えるエリアは、3月末時点で羽田空港やオリンピック施設など150カ所。6月時点で全都道府県での導入、2020年度中に全政令指定都市を含む500都市規模での展開を目指す。
さらに、2023年度中には日本国内のほぼ全土をカバーするとしている。
NTTドコモ・吉澤和弘代表取締役社長:
NTTドコモは2023年度中に基盤展開率97%を達成する。
ソフトバンク、NTTドコモに続き、KDDIも23日に開始時期などを発表する予定で、日本の5G競争がいよいよ本格化する。
技術的なテスト期を経て東京五輪の頃に利用者増か
三田友梨佳キャスター:
いよいよ日本でも5G時代の幕が上がりましたが、まずは狭いエリアに限定されたサービスの開始になるようですね。
IoT・AIの専門メディア「IoTNEWS」代表 小泉耕二氏:
5Gはその性質から、同時に大勢の人が繋げるようになるだとか、逆に電波事態が障害物がある時にうまく届かないということがあり得るので、まずは狭いところできちんと技術的なお試しをやって、それをきっかけに増やしていくという思惑が見えます。
三田友梨佳キャスター:
普及に向けてのカギになるのはどういったことでしょうか?
IoT・AIの専門メディア「IoTNEWS」代表 小泉耕二氏:
先ほどのスケジュールを見ると、東京オリンピック・パラリンピックといったところを見ているのかなと思いました。5Gが発展していこうとすると、エリアが拡大したり、コンテンツが充実してこないと、利用者は増えない。逆に利用者が増えないと、コンテンツも増えない。
そういうニワトリと卵の関係にあるので、最初に技術的なことを小規模できちんとやっていって、6月ぐらいになったところで、端末も出そろってコンテンツも充実し、東京オリンピックが始まったら、5Gならではの面白いコンテンツが出てきて一気に利用者が増えてくると。そんなイメージだと思います。
三田友梨佳キャスター:
5G普及のためにも、東京オリンピックパラリンピック開催は一つのカギとなるわけですね。
IoT・AIの専門メディア「IoTNEWS」代表 小泉耕二氏:
新型コロナウィルスのこともあるので、もしかしたら今まで考えていたやり方を考え直さないといけないのかもしれませんね。
三田友梨佳キャスター:
生活や産業分野で本格活用が始まるのはもう少し時間がかかりそうですが、スマホだけでなく医療現場など、幅広い分野での活用も期待されます。
(「Live News α」3月18日放送分)