日本企業に就職してからわかる会社の習慣や職場環境の違い。
こんなことがあってびっくりしたという外国人のつぶやきを紹介する。
オフィスが静か過ぎて…?
機械工業系事務所に就職したAさん。
オフィスはいつも静かだそうで、働き始めて斜め向かいの席の先輩に何度か質問していたら、あるとき、「メールで聞いてくれない?」と言われました。すぐそばにいるのに…。
日本人は直接言ってくれない
日系企業に勤めたBさん。
直属のボスは外国人だが仕事仲間は日本人。あるときボスに呼ばれました。
「きみの同僚の〇〇がきみのことで困っている」
いけないことなんですか?
電子機器メーカーに勤めるCさん。
課長に相談しても進まない案件を、あるとき部長と話す機会があったので相談したら、「どうして僕を通さず部長に話をするんだ」と叱られたそうです。
何も言わないのが良い?これが日本の会社?
建築関連企業に勤めるDさん。
出張が多く、数名で企業訪問について行く。部長が右向けと言えば右を向き、左向けと言えば左を向けばいい。ラクと言えばラクかもしれないけど…。
移動時間は業務に入らない
教育業界に勤めるEさん。
郊外の施設を訪問することが多く、行きは日本人スタッフの同行があったが、帰りは1人で帰るよう言われ、「2時間迷ってしまいました。」
同僚は友達じゃない
出版関係に勤めるFさん。
日本人と外国人スタッフに隔たりがあると感じていたので日本人仲間ともコミュニケーションをとろうとしていたが、あるとき日本人スタッフに「同僚は友達じゃないから」と言われ、がっかり。
時間をかけるところが違う
自治体に勤めるGさん。
決定がなされるまでに事務手続きが多く、時間もかかる。決定がなされたあとも時間がかかる。走りながら考えるということはなく、簡単な変更も時間がかかる。段取りと経緯が大事で、そこに時間と労力を費やしている。
「その間にチャンスが逃げていると思う。そして実行は雑だったりすることもあった。」
これらのつぶやきは、日本人にとっては「そういうもの」で片付くような気がします。
私たちは、日本社会で一般的かつ習慣的なことは、当然すぎて気にかけることがないので、外国人がそのことでストレスを感じるという考えに及ばないものです。
言われて初めて気付く見方の違い。外国人もそういうものだと慣れてしまえば何も感じなくなるものでしょうが、私たちが気付かないところで違いを感じていることがわかります。