湿気で固まる「塩」と乾燥で固まる「砂糖」
砂糖のふたを開けたら、まさかのカチカチ…。元通りサラサラにする「簡単裏ワザ」を試してみた。

こちらの砂糖、カッチカチに固まっている。スプーンで力を入れてみても…割れない。
ここに、水で濡らして軽く絞ったキッチンペーパーを保存容器とフタの間に入れて挟み、常温で約6時間置くと…

石のように固かった砂糖が割れ、ほぐれてサラサラに戻った。

塩は湿気があると固まるが、砂糖は乾燥して固まる。
名古屋文理大学の佐藤生一教授によると、上白糖は元々吸水性があり、湿りやすく乾燥しやすいうえ、結晶同士がくっつきやすい性質があるとのこと。
砂糖は、「転化糖(=水分が多い蜜状の糖)」が表面をコーティングしているときはサラサラだが、乾燥してしまうとこのコーティングの水分が抜け、カチカチに固まってしまう。

濡らしたキッチンペーパーで適度な湿気を与えると、コーティングしていた部分に水分が戻り、結晶同士が離れ再びサラサラになるとのこと。
(東海テレビ)