川では秋のひまわり「半分ほどしか育たない」
長雨など天候の異変がもたらす影響は、世界遺産の街並みにも現れていました。
外国人観光客が「この集落は本当にすてきです。とっても穏やかで静かで」「谷間に潜む隠れ家のようで素晴らしいわ。まるでおとぎ話ね」と口々に絶賛するこの場所は、世界文化遺産にも登録されている富山・南砺市の合掌造り集落です。
ただ、その集落を歩いてみると、木は葉が落ちてしまっていて地面には落ち葉が広がっています。
6年前のちょうど今ごろ撮影された映像を見ると、かやぶき屋根の建物と色づく葉のコラボは日本の秋の原風景ともいえる美しさですが、2026年は、本来この時期あるはずの葉の色づきがほとんどありません。
4日の映像と6年前の11月5日の映像を比べても、紅葉の色づきが悪いことが分かります。
色づきが悪いばかりでなく、紅葉前に葉が枯れ、地面に落ちてしまう様子もあちらこちらで見られていました。
この地で50年以上暮らす住民も「9月10月お天気悪かったもんで、それじゃないかなと思うんですけど。本当は今ごろ一番きれいな、赤と黄色がすごく本当にきれい。長く住んでいますけど、こんなきれいにならない年は珍しいです」と嘆きます。
長雨の影響でしょうか、世界遺産の集落で起きている紅葉の異変。
それでも、訪れる外国人客たちからは温かい声が上がります。
ドイツからの観光客:
悲しくなんかないです。だって今でもこんなにきれいでしょう?
イギリスからの観光客:
気にしないよ。母なる大地(自然)が自分を守ろうとしているんだよ。
地元の観光協会の担当者は、近年は紅葉が遅れる傾向にあることから、今後の色づきに期待を寄せています。
五箇山NANTO観光機構・山崎友紀恵さん(崎はつくりの上部が「立」):
問い合わせもいただいていまして、「今年の紅葉はまだですか?」と。温暖化・夏の猛暑の影響なのか、そこら辺は分からないけど、これからきれいになるといいなと。
異変は神奈川県の南足柄市でも。
秋でも満開のヒマワリが楽しめると、天気のいい日は多くの観光客が訪れるという農園。
一見異変はないようにも見えますが…。
ユートピア農園・古屋富雄社長:
こんなにね、小ぶりなんですね。
そういって見せてくれたヒマワリの花は確かに小さく、外側の黄色い花びらの数も少ないように見えます。
さらに、その高さも…。
ユートピア農園・古屋富雄社長:
(ヒマワリの高さは)60~70cm程度。(Q.本来はどのぐらいの高さまで?)この辺の高さになりますよね、だから半分程度しか生育してないです。
ここでも天候不良の影響でしょうか、花の大きさも、育った茎の高さも、いつもの秋のヒマワリの半分程度だというのです。
ユートピア農園・古屋富雄社長:
(Q.成長が悪かった年は初めて?)初めてですね、今年が初めてです。本当に長雨の影響というのは花にもすごい影響が出ていました。
