立て直しへ向けた道筋は示されたのでしょうか。
巨額赤字で苦境に陥っているテーマパーク「ジャングリア沖縄」の現状と株主総会を取材しました。
刀・森岡毅CEO:
しっかりとこれからも事業を前向きに動かしていくので、ジャングリアを今後ともよろしくお願いいたします。
硬い表情で「きょうは株主の皆さまと事業を何としても軌道に乗せるための真摯に話し合いをさせていただいた」と語るのは、ジャングリア沖縄の事業を主導するコンサルティング会社「刀」の森岡毅CEO。
刀・森岡毅CEO(去年7月):
美しい大自然の中で本物のぜいたく、本物の興奮、本物の解放感を味わえるパークになっている。
沖縄経済の起爆剤として期待を集め開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」。
しかし、2025年7月の開業から1年間の来場者数は、目標とする150万人を大幅に下回る95万6000人で、2026年の決算では173億円の巨額な赤字を計上しています。
財政再建が急務とされる中、「Live News α」は株主総会前日の29日にジャングリア沖縄へ。
平日のためか、客は少ないように感じます。
訪れた人に話を聞くと「(Q.お客さんの入りとしては?)まあまあ多かった。思ったよりは。来年にはなくなるかと思ったから今やと思ったね。(Q.今日来た理由?)そうそう」「ディズニーランドとかユニバーサル・スタジオ・ジャパンみたいなわくわく感はない。歩いて行ってもただ何もないで歩いていくだけ…」「(今回の旅行は)ジャングリア沖縄ありきというのはあったかもしれない。できる限りは存続してほしい」といった声が聞かれました。
一方、株主総会後に記者会見を行った運営会社「ジャパンエンターテイメント」の加藤健史CEOは「事業の最終判断、最終責任はジャパンエンターテイメントの経営陣。さらにはとりわけ代表である私にあるというふうに感じている。利益を生み出す筋肉質な事業構造に転換していく」と話しました。
質疑応答では記者から辛辣な質問も。
記者:
遊園地業界の方と意見交換をたくさんさせていただいているが、今の苦境の要因というのはアトラクションに魅力がなかった。そもそもテーマパークの設計が間違っていたと皆さんおっしゃる。これについてはお認めにならない?
ジャパンエンターテイメント・加藤健史CEO:
そのようなご意見があることは真摯に受け止めたいと思うが、旅の魅力を発信していくパークであるというコンセプト自身は今後も必要なコンセプトなのかなと思っている。
また株主総会では、株主から、巨額な赤字が出ていることから「刀」との契約を解消すべきとする声も上がったということです。
総会後、刀の森岡CEOは「きょうは株主の皆さまと事業を何としても軌道に乗せるための真摯に話し合いをさせていただいた。しっかりとこれからも事業を前向きに動かしていくので、ジャングリアを今後ともよろしくお願いいたします」と話しました。
資金繰りが悪化する中、新たな出資者の確保を模索しているジャングリア沖縄。
経営の継続には、いばらの道が続きそうです。
